ニコニコ生放送と凸待ち文化について

ふと思い立ったので書き留めておこうと思う.別に大したことではないのだが,メモ程度にこういうことを書いていくのも良いかなと

早速だが,ニコニコ生放送には凸待ち放送という放送がある

live.nicovideo.jp

どんな放送かと言うとまず,ニコニコ生放送において凸とは基本的にSkypeで通話をするということで,通話待ち放送ということになる.

dic.nicovideo.jp

放送内容というと,基本的に雑談とか何かテーマを設定して凸を待つとかそういうのが多い.会話という特徴から,声真似を特技とする生主も多く,声真似放送も多く放送されていた.

喧嘩凸放送という文化もあり,これは他の生主に口喧嘩しに行く様子を流す放送である. 基本的に荒らし行為であり,一部,あらゆる放送を荒らし回り信者と呼ばれる熱狂的なリスナーを多く持つに至った生主もいた. プロレスのように喧嘩凸というスタイルでコミュニケーションを取るということも多い.

最近この凸系の放送が減っているのではないかと思う.完全に体感だし,単に自分が見なくなっただけかもしれないことはわからない. リスナーとして凸系の放送は,何とか凸の間におもしろいことをする,言おうとする様子を見るのがとても面白くて好きだった. 他にも,生主が凸してくる(売名)のは,他の面白い生主を知るキッカケにもなって,どんどん面白い放送を知れて良かった. 大手の生主が,それほど大きくないコミュニティと絡んで多くのリスナーが流れ込んだりするのは,生主としてもリスナーとしても非常に良い循環を生んでいたように思う.

現在はゲーム実況の勢いが強く,ほとんどの放送がゲーム実況だが,当時ゲーム実況がまだそれほど勢いがないころ,凸待ちは,生主同士,生主とリスナーの繋がりがどんどん強くなるこの放送は,ニコニコ生放送を支えてきたとも言えるのではないだろうか.

この放送形態が生まれたのはニコニコというアングラな雰囲気とコミュニティ,そして技術面では,PCでWebカメラSkypeがあるというのが大きな要因だったように思う.モバイルでの配信ではせいぜいカメラで顔出すか何かを写すことしかできず,PCでは案外というか色々なことができるので,色々な放送が生まれやすい

個人的なニコニコ生放送の面白いところは,生主の企画力や何かニコニコ的な特殊な放送,そして何と言っても30分にかける気持ちの強さだと思う.30分という枠は,トライアンドエラーの連続で生主の向上心と枠の質向上を促しているはずだ.だらだら行われるゲーム実況放送も良いが,生主初心者としては,30分放送して視聴者も一桁,コメントもなしくらいがちょうどいい.もっとアクティブを増やそう,コミュメンバーを増やそう,次頑張ろうとそう思える気持ちが大事だ. PCつけて,Webカメラつけて,コメビュを立ち上げて,全力で30分頑張るのがニコニコ生放送だと思う.

何か面白い放送知っていれば是非,教えてください.