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アナと雪の女王と非リア充とリア充

技術的なことを書くブログなはずだったんだけど,方針を変えて色々雑多に好きなこと書きたい.

先日,話題の「アナと雪の女王」というディズニーのアニメを見てきた.個人的には,終始アイロニカルな物語だと感じた.このアイロニーということからネットとリアルの対照的な空気感の違いについて思うことがあった.

アイロニーについては,作品中にそれを気づかせる要素がいくつかあった気がする.一番わかりやすいかなと思うのが,雪だるまのオラフで,夏になると当然溶けてしまうオラフだけれど,わかっているのかいないのか,夏にあこがれていると言って,"In Summer(あこがれの夏)"を歌ったりするのは象徴的でここは溶けちゃうのにって思った人は多いかもしれない.そしてインターネットではこんな替え歌が人気.

どれも"非リア充"でネガティブな感じが出ているアイロニカルな替え歌で吹っ切れている感じがする.ニコニコ動画ではランキングにものって一時期人気の動画となった.これは「ありのままじゃダメだ」

対照的に"リア充側"では,"Let it Go"は,もちろん前進している感じがして元気づけられる曲だと思うけれど,アイロニーに対してそんなに敏感ではなく,ネガティブ要素はなくポジティブな曲だと思っている層が結構いそうだということだ.たしかに歌詞だけみると,日本の訳は前向きに解釈されていて,ネガティブ成分が薄くなってるように見える.

"Let it go"と「ありのまま」の違い(小野昌弘) - 個人 - Yahoo!ニュース

Let it Go - Idina Menzel 歌詞の和訳とちょっとした解説 | 洋楽カフェ

「アナと雪の女王」にみる社会の姿 | ニッセイ基礎研究所

もうひとつ,世間では『「アナと雪の女王」GW特別企画!映画館で“みんなで歌おう♪”』というリア充イベントがあった.

http://www.tohotheater.jp/event/anayuki-gw.html

ここにはアイロニーはないと思う.ニコニコはアイロニカルに楽しもうとしているのに対して,かなり対照的だと思う.みんな「ありのままでいいんだ」よとなかよく歌おうというイベント.これに対して,みんなで歌うなんて気持ち悪いなんて言う人がいて,そういう人たちはおそらく,"非リア充"なアイロニカルな人だったり,ネット住民だったりするんだろうと思う.

このアイロニーというのは結構やっかいで,このアイロニーに気づくか気づかない(どうでも良い)かによって大きな差があると思う.普段ネットに住んでいる"非リア充"なネット住民は,結構このアイロニーには敏感で,すぐに気づいて,アイロニカルに楽しもうとする.ネットとアイロニーはすごく相性がいいというか,ネット住民にはアイロニーが染み付いている.たとえば2ちゃんねるの会話はアイロニーに溢れている,一方,普段まとめサイトを読んでいるあんまりネットを使わない"リア充"とかはそれを知らずに額面通りに情報を受け取ってしまったり,振る舞ってしまったりするらしい.まあでも"リア充"にはそんなネットの文化なんてことは知ったこっちゃないし,知る必要もないと思う.これに関連することは,ネトウヨの話だけど以下の本で書かれていた.

ネトウヨ化する日本 (角川EPUB選書)

ネトウヨ化する日本 (角川EPUB選書)

額面通りに受け取るフロートという層を提案している.この本の詳しい内容について書くことは今回しない.

作品全体のまとめとしては,ありのままじゃ本当はいやな"非リア充"のエルサはアイロニカルに自己肯定して,雪山の奥に城をつくって引きこもって,扉を閉めて,全然寒くねーし気にしないと言って生きていた.すると,ありのままでいいんだよと言ってくれる"リア充"のアナはエルサの状態を知り,扉をこじ開けようと助けに行った.そして,エルサを姉妹の愛情で救ったというお話.

なんというか"非リア充"は何もやってもダメ.一緒に歌ってやるくらいがちょうどいい

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