読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

コンテンツの質とヒット率、ニコニコ動画とYouTubeを比較して

最初に言っておくと、ヒット率というのはユーザが観たいと思えるコンテンツが見つかったかどうかということです。

最近サービスの回遊可能性についてよく考えていて、まあ単純に離脱率を少なくしたいわけなんですけど。

で最近よくYouTubeを見るようになって、感じ始めたのが、一度見ると連続で2つ3つ動画を見るんですよね。UIが良いとかはまああるんですが、かなりレコメンドが良いように感じる。YouTubeのアプリは、基本的にレコメンドベースで動画を見せてきます。で今見ている動画と同じような動画がレコメンドされてつい見てしまう。

一方ニコニコ動画はどうだということなんですが、基本的にレコメンドされた動画は観ないんですよね。僕だけかもしれないんですが、観ないです。これは、レコメンドがしょぼいとかそういうことではなくて、ちゃんと似たような動画がレコメンドされてくるんですが、観たいと思わないんですよね。

ここで、2つのサービスの回遊について考えるんですが、

  • YouTube
    • 基本的にコンテンツベースでレコメンド
    • チャンネル内の動画
  • ニコニコ動画
    • ニコレポ
    • マイリスト
    • ランキング

という感じだと思います。

YouTubeのチャンネルとニコニコ動画のニコレポとマイリストは大体一緒なのでまあ置いておいて、注目するところはYouTubeのレコメンドとニコニコ動画のランキングにあるわけです。

ということで、YouTubeのレコメンドとニコニコ動画のランキングに話を絞ります。

YouTubeは観たい動画を観ている。当たり前なんですが、そうですよね。自分の観たい動画を観ていて、それに似ている動画がレコメンドされると観ます。 ここで重要なのが、観るかどうかの基準が似ているかどうかだけだということです。再生数とかコメント数とかはどうでも良くて、再生数10でも何でも良い。いくら再生数を稼いでようがそのコンテンツがどうということはないです。観ている人が多いことに何の意味もありません。

一方ニコニコ動画はランキングをよく観ると思います。ランキングから面白そうなコンテンツを探して観ます。ここの面白そうなという部分が重要で、何が面白そうなのかということなんですが、やっぱりコメントによるところが大きいです。ランキングは盛り上がっている動画ということが担保されています。コンテンツによりますが、基本的にコメントがない動画よりもコメントがある動画のほうが圧倒的に面白いです。つまりコメントがコンテンツの質そのものに大きく関わっているということです。ニコニコ動画では面白いけど、YouTubeで観ても面白くない動画ですね。もちろん、コメントがなくても観たいYouTube的な動画もあります。

少し話がそれましたが、でもじゃあ何でニコニコ動画で、こっちも盛り上がってるよとレコメンドされても観ないのか?

んー、おそらくランキングに上がってるから時事的に観ておかないといけないというモチベーションだと思うんですよね。コンテンツ自体の盛り上がりではなくて、サービス全体としてのそのコンテンツの盛り上がりですね。これを観たいというモチベーションとこれを観ておかないといけないというモチベーション、コミュニティ的な要素です。だから単純にこっちも盛り上がってる(た)よってレコメンドされてもそっちは観てもあんまり意味ないというか。 盛り上がってるからとりあえず観ておこうと思ったというモチベーション以外で観た動画だと観るんじゃないですかねぇ。 YouTubeはそこは割り切れるんで、誰も観てなかろうがコメントがなかろうがまぁ観てみようというモチベーションが働きやすいんだと思います。

あとUIの話をすると、レコメンド時点でYouTubeは誰が投稿した動画なのかということがわかるんですが、ニコニコ動画はわかりません。ここは非常に大きくて、例えばAさんの動画を観終わって、レコメンドされてもAさんの投稿した動画に興味があるわけで、それ以外の人が投稿した動画がいくら面白くて、内容が似ていて、盛り上がっていてもどうでもいいんですよね。ニコニコ動画は基本的に誰が投稿したのかを見せないようなUIになっていて、タイトルに自分の名前を入れたり工夫する人もいるんですが、この辺は思想の違いなんですかねー。